福岡市と北九州市に次いで県内第3位の人口を誇る久留米市は、医療・文化・豊かな自然に恵まれた魅力あふれる都市です。筑後川沿いにある久留米百年公園の東側には、くるめウスという名前の施設があります。
入り口や看板には「筑後川防災施設」と書いてある建物ですが、開館当時からずっと「ミニ水族館」という認識だった筆者は息子との思い出の場所の1つでもあります。
家族連れでも1人でも1度は足を運んで欲しい、くるめウスについて紹介します。
くるめウスってどんなところ?
河川情報拠点施設として平成15年に開館した筑後川防災施設くるめウス。昭和28年に発生した大水害の記録を伝えることで防災に関する知識を深め、河川環境の保全や河川愛護意識の啓発を目的として開館した施設です。
九州自動車道・久留米インターから5分というアクセスの良さもあり、土日は多くの家族連れで賑わっています。なんと、入館料・駐車場ともに無料!館内は車椅子でも安心して利用できるバリアフリーになっているので、誰もが安心して利用できる施設です。
身近な水族館としての魅力
くるめウスは、川の生物や生態を楽しめるミニ水族館としても大人気。筆者には息子が2人いますが、これまで何度となくお世話になった思い出の場所でもあります。筑後川流域を再現したジオラマ水槽「筑後川の仲間たち」では、ヤマメ・ニゴイ・ムツゴロウなどのさまざまな生物を見ることができます。
水槽を泳ぐ大きな鯉の餌やり体験もできるので子どもも大人も楽しめます(※現在は感染症対策のため休止中)。生物とのふれあいは癒し効果が高いので、ストレス解消に一役買ってくれること間違いなしです!また、めったに見ることができない外来種の展示もあるので貴重な生物に出会えるかもしれません。
防災に関する知識を学ぶことができる施設
50名~100名程度で多目的に利用できるスタジオでは公開講座や防災スクールなどのイベントが開催されており、気軽に利用できる学びの場として活用されています。
入口からすぐ左手にある歴史ウォールには江戸時代~現代の筑後川と人々の暮らしの結びつきをパネルや映像などを使って解かりやすく展示されているので、私たちの生活に役立つ知識を得られるのではないでしょうか。
最近よく耳にする「防災士」とは?
今回館内を案内して頂いたのは、防災士の川島さん。川島さんは、地域住民に防災をより身近に感じてもらおうと「防災落語家」としてメディアでも大人気なのです!ここ数年でよく耳にするようになった「防災士」ってどんなことをする人なのでしょう。
詳しくはこちら→防災士って?
2021年1月時点で全国に約20万人いる防災士は、社会のさまざまな場所において災害や防災に関するエキスパートとしての役割を担っている専門家です。堅いイメージがある防災ですが、落語を通じて幅広い世代に伝える活動をされている川島さん。優しいお人柄に触れて、筆者も防災意識が高まりました。
まとめ
くるめウスのすぐ近くを流れる高良川のゆるやかな区域では、土日は川遊びやカヌーなど自然を楽しむイベントが開催されています。河川を知り体験することで環境保全や防災についての知識を深めることができる「くるめウス」。
あなたとあなたの大切な家族を災害から守るために、ぜひ一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
今回は川島さんから読者プレゼントをいただきました。「リノベー見たよ」と言っていただいた方に、オリジナルのペーパークラフトがプレゼントされるそうです。ぜひ、週末に出かけてみられてはいかがでしょうか。
アクセス
筑後川防災施設くるめウス
839-0865久留米市新合川1丁目1-3
電話:0942-45-5042
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)/年末年始
※現在、感染症対策のためイベントや展示が変更になっています。詳細については直接お問合せください。
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