日本には数多くのお寺があり、大きくて迫力のある仏像が有名な都市も複数ありますよね。実は福岡県にも大きな仏像が祀られているお寺があるのをご存じですか?そのお寺の名前は「南蔵院(なんぞういん)」。こちらにはなんと世界最大の釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)が祀られているのだとか!
どんな姿なのか、どれほど大きいのか大変気になりますね。ということで今回は糟屋郡篠栗町にある「南蔵院(なんぞういん)」についてご紹介します。
南蔵院(なんぞういん)ってどこにあるの?どんなところ?
南蔵院は、福岡県粕屋郡篠栗町に位置していて、福岡市の市街地からは車で30分程度の距離となります。世界最大の釈迦涅槃像が祀られている事で知られているお寺なのですが、なんとこちらのお寺のご住職は宝くじで1億3,000万円を当てた事でも有名なのだとか!
その他にも様々な仏像が祀られていて多種多様なご利益を得られる事から、福岡随一のパワースポットとして人気があります。また、南蔵院は「篠栗四国霊場」の総本寺で、第一番札所となっている上に、高野山真言宗の別格本山ですので、お遍路を行う方も必ず足を運ぶお寺でもあります。
世界最大の釈迦涅槃像は必見!
南蔵院で最も注目したいのは、やはり世界最大の釈迦涅槃像。こちらの涅槃仏の大きさは全長41メートル、高さは11メートル。ブロンズ製の釈迦涅槃像の中では世界一のスケールです。
11メートルという高さは、鎌倉の大仏様と同じ高さで、ビルの3~4階に相当します。横たわった状態で鎌倉の大仏様と同じ高さというだけで、どれほどのサイズ感なのか容易に想像ができますよね。
現地へ行ってその迫力を体感するだけでも大変見ごたえのある仏像ですが、せっかく訪れたのならしっかりと参拝もしておきたいところ。この涅槃像の左手には5色の布が垂れ下がっていて、正面の参拝場に繋がっているのですが、これはお釈迦様が悟りを開いた際に現れた「5色の光」を表しているそうです。
参拝時はこの5色の布をギュッと握りながらお参りする事で、ご利益が得られると言われています。
自然をうまく利用した縁起物にも注目
釈迦涅槃像の参拝が終わったら、「雷に打たれた杉の木」と「不動の滝」も是非見に行きましょう。「雷に打たれた杉の木」は不動明王の近くにあるのですが、雷に打たれた事から木の皮がはがれてしまい、幹がむき出しになっている姿を見る事ができます。
高くそびえ立つ杉の木の幹は綺麗に一部だけ剝がれていて、そこには雷神様の彫刻が施されています。昔から「雷が落ちた木には神が宿る」と言われているため、この木は災いを除く神様として崇められています。
不動明王と杉の木の脇を更に上っていくと「不動の滝」があり、こちらは篠栗四国霊場の発祥の地と言われています。滝の下の洞窟では、かつて壇ノ浦の戦いに敗れた武士たちが身を潜めていたとされている、歴史の深い場所でもありますので、要チェックです。
他にもある!南蔵院の見どころをご紹介
釈迦涅槃像以外にも見どころがたくさんある南蔵院ですが、実はまだまだたくさんの見どころがあります。「良縁・円満のお地蔵様」や、商売繁盛の「七福神トンネル」、不動明王の後ろを取り囲む喜怒哀楽を表現した、圧巻の「五百羅漢」などなど。挙げだしたらキリがない程です。
また、住職が宝くじを当てた際に大黒堂のお札に巻いていたというエピソードから、宝くじの当選祈願にこのお札を購入して帰る方も多いようです。
見どころ満載の人気パワースポット「南蔵院」で、そのご利益にあやかってみては?
今回は世界一大きさの釈迦涅槃像が祀られている南蔵院(なんぞういん)の見どころについてご紹介しました。釈迦涅槃像のお姿を拝みに行くだけでもその迫力やパワーに圧倒されるでしょうが、その他にも金運・恋愛運・仕事運・厄除けなどなどあらゆるご利益のある、福岡随一のパワースポットです。
見どころが多いので、単純に観光スポットとしても十分楽しめるお寺ではありますが、ここぞという勝負の前や、何か願いがある時、そして宝くじを当てたい時にこそ、是非足を運んでそのご利益にあやかってみてくださいね!
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