北九州市の観光スポットと言えば、真っ先に思いつくのがスペースワールドですが、実はその影に隠れているとんでもない博物館があるんです。それが今回ご紹介する「北九州市立いのちのたび博物館」です。
市内で生まれ育った方は社会科見学や幼少期のお出かけ先として1度や2度は訪れた事があるでしょう。しかし観光地としての知名度はあまり高くなく、子連れ向きの施設というイメージも強め。
しかしいのちのたび博物館は子供だけでなく大人も大興奮間違いなしの、迫力満点で希少な展示物がたっくさんあるんです!ということで今回は「北九州市立いのちのたび博物館」についてご紹介していきます。
「いのちのたび博物館」は日本最大級の自然史・歴史博物館
「いのちのたび博物館」は、北九州市八幡東区に位置しています。北九州のレジャースポットであるスペースワールドからも近く、周辺には北九州イノベーションギャラリーや北九州市立環境ミュージアムなどもあります。
こちらの博物館は地球上の生命の進化と歴史、そして現代を生きる動物や我々人類の命の歴史をテーマにした研究と展示を行っています。
施設内の入り口から奥へ進むにつれ現代へと時間が流れていく仕組みになっていて、地球ができてから現代に至るまでに進化し続けてきた「いのちのたび」について、展示物を通して楽しみながら学んでいける博物館です。
今にも動き出しそうな恐竜たちの化石のレプリカは必見!
いのちのたび博物館の見どころは、やはりものすごい量の恐竜の化石のレプリカでしょう。館内1階部分の大半を占める「アースモール」という展示ゾーンは、だだっ広い展示スペースに恐竜の化石のレプリカが、所狭しと並べられています。
恐竜たちのレプリカは、その大きさを見るだけでも大迫力です。中でも絶対に見逃せないのが、ティラノサウルス「スー」の化石レプリカです。
この展示は日本中でここでしか見られないもので、その大きさは世界最大級なのだとか!その他にも全長35mのセイモサウルスや、空を飛ぶように展示されているプテラノドンなど、今にも動き出しそうな恐竜たちの展示は、子供だけでなく大人もドキドキワクワクしてくる迫力があります。
恐竜以外にもシーラカンスの化石など、貴重な展示物が豊富です。
恐竜だけじゃない!現代を生きる生物たちの剥製も大迫力!
いのちのたび博物館で展示されているのは古代の恐竜たちだけではありません。アースモールの奥にある「生命の多様性館」では、現代を生きる動物たちの剥製も目にする事ができます。
チーターやクマ、アザラシなどを始めとする哺乳類の剥製は美しい状態で展示されていて、こちらも今にも飛び掛かってきそうな迫力があります。剥製の中で絶対に見ておきたいのは世界最大のマンボウの剥製です。
茨城県沖でとれたこちらのマンボウの剥製は全長なんと3.3メートル!ド迫力ですが、顔を見ていると可愛らしくもあります。
最後に人間の歴史も要チェック!
いのちのたびの終盤には、人々の生活に関する展示スペースもあります。こちらでは戦前・戦後から昭和、現在に至るまでの日本人のくらしを展示として紹介し、人々の暮らしや生活様式がどのように変化してきたのかを目で見ながら学ぶ事ができます。
子供達にとっては学びに繋がり、大人たちにとっては少し懐かしさを感じる展示ですので、色々な角度から楽しむ事ができるでしょう。
いのちのたび博物館は、地球の生命の歴史を楽しみながら学べる博物館
いのちのたび博物館では、地球上の生物の歴史を「いのちのたび」を通して、楽しみながら学ぶ事ができる博物館です。大きさを体感したり実際に触れてみたりすることは、学校で教科書をめくりながら学ぶよりもきっと記憶に残ることでしょう。
そういう意味ではやはりお子様連れでのおでかけにぴったりのスポットと言えますが、デートやお友達同士で訪れても、ワクワクして楽しい時間を過ごす事ができるでしょう。周辺にも様々なカルチャー施設がありますので、他の施設と併せて訪れ、普段とは違うちょっぴりインテリジェンスな週末を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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