毎年7月に開催される博多祇園山笠。新型コロナウイルスの影響により2020年2021年は残念ながら延期という形となってしまいましたが、長年博多の代表的なお祭りとして博多の街を活気づけてくれます。今年は舁き山行事はないものの福岡各地に飾り山笠が飾られ、来年こそは!の期待に溢れてますね。
博多祇園山笠の舞台である櫛田神社の御膝元「上川端商店街」の中心部には、一年中”八番山笠”が飾られている「川端ぜんざい広場」があります。
こちらでいただく川端ぜんざいは中洲の街で長年愛されているいわばソウルフード!今回はそんな「川端ぜんざい広場」にお邪魔しました♪
川端ぜんざい広場へのアクセス
「川端ぜんざい広場」がありますのは中洲の中心部の「上川端商店街」。地下鉄中洲川端駅5番出口から出るとそのままアーケード街へと入ることができるので、雨の日にも濡れることなく足を運ぶことができますよ。2分ほどアーケード街を歩くと右手に見えてきます。
大正時代から続いた「川端ぜんざい」は博多の名物として人気を集めていましたが、1985年に一度閉店となりました。
しかし、市民からの強い要望により商店街が主体となって1994年に「川端ぜんざい広場」として復活。博多の人々にとってなくてはならない存在であることが伺えますね。エンジの暖簾に木を基調とした外観は温かみと和の風情溢れる造りとなっています。一歩中に足を踏み入れるとそこには巨大な「八番山笠」が!
通常飾り山笠は山笠期間を過ぎると解体されてしまいますが、こちらのお店では1年中飾り山笠を堪能することができます。県外の方をおもてなしする際にもおすすめですよ。
券売機で食券を購入してから席へと向かいます。
山笠の歴史を感じられる店内
店内の壁には山笠の歴史やてぬぐい、法被の柄の展示が飾られています。この法被は山笠期間中に男衆が着用するもので山笠の儀礼服。毎年6月になると福岡のいたるところで法被姿の男性の姿を見かけます。この法被は流ごとに異なりますので、地域によっていろんな柄の法被を見ることができますよ。
日本一甘い!?「川端ぜんざい」
飾り山笠を堪能していると運ばれてきたのは名物「川端ぜんざい(500)円」。北海道の小豆、大納言を使用したぜんざいはしっかりと粒が残ったつやのあるぜんざいです。大きめの器にたっぷりと入っており、上には焼きたてのお餅が2つ乗っています。
こちらの川端ぜんざいは”日本一甘い”と言われるほど甘みの強いぜんざいとなっています。箸休めのたくあんのしょっぱさと合わせて食べると格別に美味しいですよ!
こちらは夏季限定で登場する「氷ぜんざい(500円)」。シロップはいちご・抹茶・白みつから選ぶ事ができ、かき氷の下にはたっぷりとあんこが入っています。
暑い夏にはぴったりのメニューですね♪高級かき氷が主流の今、リーズナブルな価格で食べごたえも抜群です!なにより、山笠の目の前でいただく氷ぜんざいこそ「博多の映えかき氷」ですね。
こちらのお店の営業は、週末の金曜・土曜・日曜と祝日・イベント日となっており、山笠の期間中である7月1日~14日までは毎日営業しています。
店頭にはお土産用のパック(500円)も販売されていますので是非こちらもご利用ください♪
今回は博多・中洲に受け継がれる「川端ぜんざい広場」をご紹介しました!山笠期間中でなくても1年中山笠を感じられる魅力的なスポットとなっていますので是非足を運んでみてくださいね。
information
川端ぜんざい広場
住所:福岡県福岡市博多区上川端町10-256
11:00~18:00
定休日:月~木
※金・土・日・祝・イベント時のみの営業
※山笠期間中の7月1~14日は毎日営業
地下鉄「中洲川端駅」5番出口から約2分
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