参照:写真AC
日本各地にある様々な方言の中でも人気のある「博多弁」。せっかく福岡旅行をするなら、簡単な博多弁は使ってみたいところです。今回は福岡旅行ですぐに使える簡単な博多弁を集めてみました。
ビギナーが使いやすい博多弁①「ばり~」
「ばり」とは、標準語で「とても」という意味。博多ラーメンの麺の茹で加減である「バリカタ」はこの方言から来ています。「とても楽しい」「とても可愛い」などを表現する際に「ばり楽しい」「ばり可愛い」というだけで、博多弁らしくなります。
類義語に「ちかっぱ」という言葉もあり、こちらの方が柔らかなニュアンスがあります。「とても」という部分を「ばり(またはちかっぱ)」に変えるだけなので、使い方が簡単。
ビギナーが使いやすい博多弁②「~か」
「~か」は形容詞の語尾に付けるだけで使えるとても簡単な博多弁。例えば「すごい=すごか」「うまい=うまか」など。形容詞の語尾である「い」を「か」に変更するだけなので使いやすいです。旅先の飲食店でお店の人に「ばりうまか~!」と言うだけで、もう気分は博多っ子ですね!
語尾を博多弁風に変更する「~と?」「~やけん」
博多弁の特徴として、独特の語尾があります。有名なものだと「~と?(~の?)」や、「~やけん(~だから)」など。「~と?」は疑問文で使われる語尾で、「なんしようと?(なにしているの?)」「よかと?(いいですか?)」のように使われます。
「~やけん」は理由を述べる時に使う接続詞です。英語で言う「Because」や「So」ですね。「今日は雨やけん家におるったい(今日は雨だから家にいるよ)」のような使い方です。
女子が使うとめちゃくちゃ可愛い語尾「~り」
柔らかい雰囲気で可愛らしい博多弁ですが、女子が使うとめちゃくちゃ可愛いと人気があるのが語尾に「~り」を付けるもの。意味は「~してね」です。例えば「これ食べてね!」なら「これ食べり~!」といった感じ。
注意すべきは語尾の伸ばし方。短めに切ってしまうと命令と捉えられる可能性があるので、あくまでも優しく伸ばす事を意識しましょう。前述の「と」や「やけん」より少し使い方が難しいのですが、女子が使うととにかく可愛いです。
ナチュラルに使える返事2種類の返事「そうたい」「よかばい・よかよ」
自分から博多弁で話しかけるのは勇気がいるなと感じる方は、さりげなく返答を博多弁にしてみるのはいかがでしょうか。返事で使いやすいものは「そうたい=そうです」と「よかばい・よかよ=良いです・良いよ」です。
「よかばい」よりも「よかよ」の方が、柔らかく可愛らしい印象があります。これくらいなら、お店の人に何か質問された時などにさりげなく使いやすいのではないでしょうか。
どこかのタイミングで使いたい面白い博多弁「とっとーと?」「すーすーすー」
「とっとーと?=取っているの?」、「すーすーすー=スースーする」という意味です。「とっとーと?」の方は、座席などを指して「この席とっとーと?」などという使い方ができます。
「スースー」は風が通り抜けるような表現なので、「今日はスカートやけん、足がスースーすー」のような使い方となります。
旅行中の短期間で使う場面はあまり無いかもしれませんが、ちょっと面白いので使ってみたい気持ちも出てきますよね。
博多弁で地元の方との距離を縮めて濃密な福岡旅行を堪能しよう
今回は福岡旅行で使ってみたい簡単な博多弁を集めてみました。パターンがわかれば意外と簡単ですが、イントネーションも標準語のそれとは違うので、そのあたりは現地の人のまねをしてみるのが良いでしょう。訪れた先でちょこっと博多弁を話してみる事で、地元の方々も親近感を持って接してくれるかもしれません。
まずは簡単なものからトライしてみてはいかがでしょうか。
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