九州地方での温泉の名所と言えば、大分の由布院温泉が有名ですが、福岡県にも素晴らしい温泉が数多くあります。今回は福岡県内の数々の温泉地の中から、厳選して7か所をご紹介します。
参照:写真AC
原鶴温泉
美肌の湯として知られる「原鶴温泉」は、大分との県境にある有名な温泉地です。泉質はトロッとしており、弱アルカリ性の単純泉と単純硫黄泉が楽しめます。湧出量は福岡3,000リットル/分で、その量は福岡最大級!
筑後川沿いには多くの温泉旅館やホテルが立ち並んでいて、福岡を代表する温泉地として、県内外から多くの旅行者が訪れます。5月~10月の間の期間は筑後川で鵜飼の干渉を楽しめる事でも知られているので、訪れる方は是非そのシーズンを狙ってみて。
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脇田温泉
犬鳴川沿いの6つの温泉宿を中心に成り立っている「脇田温泉」は、奈良時代から続く歴史ある温泉地で、江戸時代の書物にもその名が記されているのだとか。泉質はアルカリ性の単純泉で、お肌がツルツルになるピーリング効果があります。
毎年シーズンになるとたくさんのホタルを見る事ができる程、川の水が美しく自然も豊か。犬鳴川沿いの露天風呂では川の流れる音や、虫や鳥の鳴き声が聞こえてきて、自然を全身で感じ取る感覚を得る事ができます。日々の疲れを忘れ、心身ともに癒される一時を感じられる温泉です。
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二日市温泉
筑紫野市にある「二日市温泉」の開湯は奈良時代で、万葉歌でも詠われている歴史の長い温泉です。博多の奥座敷と言われている二日市温泉は、昭和天皇や美空ひばりら数々の著名な人物にゆかりのある宿「大丸別荘」を始めとする7件の温泉宿と、2軒の共同浴場があります。
泉質はアルカリ単純泉で、美肌作用が主な効能。変わりゆく時代の中で、変わらない姿でそこにある風情ある温泉地です。
黒木温泉
玉露の名産地として知られる八女市にある「黒木温泉」は、アルカリ単純泉で、肩こりや筋肉痛などに効果を発揮します。熊本県の県境に位置しているので、熊本県の温泉地として取り上げられている事の方が多いのですが、2009年にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも星を獲得した事のある素晴らしい温泉です。
全国的にも知名度が高く、福岡、熊本、どちらからでもアクセスしやすい利便性の良さも人気のポイント。
筑後川温泉
「筑後川温泉」は、筑後平野に位置する温泉です。一番にご紹介した原鶴温泉からも近く、泉質もトロミのある弱アルカリ単純泉と似ています。筑後川沿いに温泉宿が点在しているので、夏のシーズンには原鶴温泉と同様に鵜飼を楽しむ事ができます。
筑後川の美しい流れを楽しみながら、露天風呂でくつろぐ一時は最高に贅沢と言えるでしょう。
博多温泉
福岡市南区にある「博多温泉」は、地元の人の憩いの場となっています。市街地のど真ん中にある温泉なので、一般的な温泉地のイメージとは異なりますが、福岡市街地観光のついでに気軽に立ち寄れる温泉として、人気があります。
博多温泉で絶対に立ち寄りたいのは、博多温泉の発祥とされている「元祖元湯」という温泉です。常連客で賑わうこちらの温泉は、源泉かけ流しで、その温度はなんと49℃!初めて入る人は驚いてしまう熱さですが、疲れた身体にはクゥーッと染み渡ります。
玄海さつき温泉
宗像市にある「玄海さつき温泉」は、ロイヤルホテル宗像を建設している際に湧き出た、比較的新しい温泉です。玄界灘を一望でき、潮風を感じられる露天風呂は、山間や川沿いの露天風呂とは一味違った風情を感じる事ができるでしょう。
泉質はアルカリ性の単純泉なので、美肌効果や身体の疲れに効果的。玄海さつき温泉を楽しめるのは「ロイヤルホテル宗像」のみという希少性もポイントです。
観光の疲れをリフレッシュできる福岡の名湯にぜひ立ち寄ってみて
今回は福岡県の温泉地を厳選して7か所ご紹介しました。温泉宿でゆっくりとリフレッシュするなら筑後川や犬鳴川周辺の温泉地がおすすめですし、福岡観光の合間に立ち寄りたいなら、日帰りでも十分楽しめる市街地のど真ん中にある博多温泉や共同温泉の人気も高い二日市温泉などがおすすめです。
多くの温泉地は自然豊かな場所にあり、温泉以外の場面でも癒されること間違いなし。次の週末はフラッと温泉地を訪れて日頃の疲れをリセットしてはいかがでしょうか。
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