水郷･柳川で名物の「川下り」を体験！船頭さんのガイドと過ごす1時間の水中散歩

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水郷･柳川で名物の「川下り」を体験！船頭さんのガイドと過ごす1時間の水中散歩

2021.04.02 / 最終更新日：2021.04.02

詩人・北原白秋の故郷として有名な水郷･柳川。柳河藩として栄えた柳川は、今もなお古き良き街並みが残る街です。そんな柳川の名物観光といえばそう、「川下り」ですよね。

城下町として栄えていた時代に生活用水などとして利用されていた掘割(ほりわり)と呼ばれる水路を巡る観光スポットで、城下町の歴史を学びながら約1時間の水上散歩は、福岡市内では経験できないような発見がたくさんありますよ♪

柳川の川下りの乗船場は柳川の観光スポット周辺に5か所あります。今回はその中から、西鉄柳川駅から最も近い「水郷柳川観光」さんの川下りを体験させていただきました！

水郷柳川観光の川下り

水郷柳川観光の乗合船は大人1,500円、子供800円(5歳～小学生)となっています。運行区間は下百町からの片道運行で、旧柳川藩主立花家の屋敷の「御花」までの約1時間川下りを楽しむことができますよ。

まずは乗船場でチケットを購入し、指定の時間まで待機します。乗船場には100円でレンタルできる笠が並んでいますので、より川下り気分を味わう為にレンタルされてはいかがでしょうか？

筆者が訪れたのは2月末。どんこ舟はこたつが完備してあり、テーブルの下には火鉢が入っていてとってもあたたかかったです。こたつ舟は2月下旬までとなっており、この日が最終日でした。触ると熱いのでお子様はお気を付けください。

1時間の水上散歩にいざ出発！

ゆるやかな川の流れに乗って出発したどんこ舟。船頭さんが1時間の川下りの中で柳川弁満載のお話や唄を聴かせてくれます。1時間って長いのかな～と思っていましたが、このお話が本当に面白くあっという間に感じられましたよ。

川を下っているといたるところに北原白秋の詩が記された石碑や銅像なのがあります。スポットごとに船頭さんが詩を読んでくださいます。私が乗った舟では白秋と拍手を掛けて、読み終わったと同時に拍手が起こっていましたよ。他の参加者の方とも親しくなれるのが乗り合いどんこ舟の楽しみのひとつですね。

幅広いゆるやかな川を下っていきますが、所々には難所が…

船頭さんは「1/3の確率で失敗する」「昨日はぶつかった」とハラハラドキドキする事をおっしゃいますが、さすが熟練の技！狭い橋の下もぶつからずに通り抜けることができました。水位によって橋の天井と頭の近さが変わってきます。この日は水位が低くゆるやかな橋越えでしたが水位の高い時には頭をさげてドキドキ感を味わうことができますよ。

ちなみにこの船頭さん、2ヶ月前に川に落ちたそう。11月の寒い時期だったそうで、考えるだけで身が凍りそうですね…今まで何十年と船頭をしてきた中で、100人ほどのお客さんが落ちたとの話も聞かせていただきました。