粕屋郡篠栗町。巨大な涅槃像のある南蔵院や”まるでジブリの世界”とSNSで話題の篠栗九大の森など、見どころ満載の町です。福岡の中心部、天神や博多からも車で30~40分とアクセスも良好で、ちょっとした日帰り観光にもおすすめのスポット。
そんな篠栗町の夏に癒しの音色を奏でるお寺があるのはご存知ですか?毎年、初夏から夏の終わりにかけてたくさんの風鈴が飾られる「山王寺」です。カラフルでクリアな風鈴はなんともフォトジェニック!SNSでも人気を集めているスポットなんですよ♪今回はそんな山王寺の魅力についてご紹介します。
山王寺へのアクセス
山王寺がありますのは福岡県粕屋郡篠栗町。JR筑前山手駅から1.3kmほどの距離にあり、徒歩13分ほどで到着します。緩やかな上り坂なので徒歩への参拝も可能です。
お車でお越しの際は国道201号線の「山王天会館前」を右折し、看板の案内に沿って進みます。入口には広い駐車場がありますのでお車で訪れる方が便利でしょう。
通称”たぬき寺”と呼ばれるほどたぬきがいっぱい!山王寺は篠栗四国八十八ヶ所霊場のひとつ(第61番札所)としても知られています。
入口には巨大なたぬきがお出迎え。こちらのお寺は通称”たぬき寺”とも呼ばれ、寺内には至る所にたぬきの置き物が飾られていますのでたぬきを数えながら散策するのもよさそうですね。
石段を登ると見えてくるのは大師堂へと続く階段で出迎えてくれるお地蔵さん!ポーズも様々でとっても可愛らしく癒されますよ♪
こちらには約3メートルの弘法大師坐像が安置されています。そのほかにも本堂に祀られる本尊大日如来像や本四国から勧請された蔵王権現像など見どころ満載のお寺となっています。
山王寺は子宝にご利益があるとされており、子宝を願う方で多く賑わうお寺ですよ。
篠栗の夏を奏でるたくさんの風鈴
大師堂を過ぎ、本堂へと向かうとチリンチリンという風鈴の音が聞こえてきます。本堂の前には無数の風鈴が…!
日本で風鐸(現在の風鈴)は古くから”魔よけ”として使用されており、強い風が邪気を運んでくるものと言われていたことから「風で揺れ音がなる風鈴が邪気を払てくれる」といわれるようになりました。
平安時代に風鐸から風鈴へと名前を変え、今では夏の風物詩として日本の夏に癒しの音色を響かせてくれる存在となっています。
こちらの山王寺では数年前から風鈴の飾りつけをはじめ、そのフォトジェニックな空間がSNSで話題となり今では多くの観光客が訪れるようになりました。筆者が訪れたのは平日の13:00ごろ。地元の方や写真撮影に来た方で賑わっていましたよ。
お昼過ぎの時間帯は比較的人が少なく、人が入らない写真を撮りたいは平日の朝早くやお昼過ぎがおすすめです。
カラフルな短冊にはそれぞれの願い事がかかれており、無病息災や恋愛成就など、参拝客の願いと共に綺麗な音色を響かせています。
風鈴に願い事を書いて奉納しましょう!
こちらの風鈴は1つ500円で奉納することができます。簾の上に置かれた風鈴はなんだか夏祭りのヨーヨーすくいを思い浮かべますね♪短冊に願い事を書き、お好きなところに下げて奉納することができます。持ち帰りはNGとなっていますので必ず下げて変えるようにしてくださいね。
ガラス部分の絵柄も富士山や金魚など、日本の夏を感じさせるデザインばかりでとっても癒されます。
風鈴と共に目をひくのは「巨大な五円玉」!こちらは”ご縁”と”ご縁”をかけてあるオブジェで、良縁のフォトスポットとしても人気を集めていますよ。
裏側までしっかり5円玉です。
こちらはストレス解消にも最適な「五大明王 開運割玉」です。“厄”の文字がかかれた割玉に嫌な事や災いなどを詰め込み、隣にある石に思いっきりぶつけて割ります。
悪運を断ち切り、新たなスタートとしてもおすすめです!
今回は夏にピッタリな涼しさを運んでくれる山王寺の風鈴祭りをご紹介しました!心地の良い音色で涼夏をすごしてみてはいかがでしょうか?
information
山王寺
糟屋郡篠栗町篠栗2361
092-947-0278
風鈴祭りの開催は2021年5月上旬~10月3日(日)
2021年今後のお寺行事
07月28日(水)11時~ 夏期大護摩供養・施餓鬼・塔婆供養
11月14日(日)11時~ 柴燈護摩・人形供養・財布供養
~10月03日(日) 風鈴祭り
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