北九州の人気観光スポットのひとつである「平尾台」は日本三大カルストとして北九州の国定公園に指定されています。北九州市の複数の町にまたがった台地は結晶質の石灰岩が浮き上がっていて、地下には3つの鍾乳洞もあり、見どころも豊富でご家族やカップルのお出かけスポットとしても人気です。
今回はそんな平尾台の見どころや魅力を詳しく見てきましょう!
標高約700メートルの平尾台はトレッキングがおすすめ!
平尾台は北九州市の複数の町をまたぐ広大な敷地面積で、表面に結晶石灰岩が浮き上がっているのが特徴です。この表面に浮き上がった結晶石灰岩は、水の浸食で溶けて丸みを帯びていて、そのフォルムが羊の群れのように見える事から「羊群原」と呼ばれています。
標高約700メートルの台地は、歩いて散策するのがおすすめ。ハイキングコースは舗装されているので、体力に自信のない方やあまりトレッキングをしない方でも気軽に楽しめます。また一部は車でも見て回る事ができるので、気になる所だけ歩いてみるという楽しみ方もできるでしょう。
そして、キャンプやパラグライダーなどのアクティビティもあり、トレッキング以外の楽しみ方も豊富です。
絶景のパノラマビュー!「平尾台のへそ」
平尾台で絶対に訪れたい場所のひとつが「平尾台のへそ」と呼ばれるスポットです。平尾台のへそは「茶ヶ床園地」という場所で、こちらでは平尾台のパノラマビューを堪能する事ができます。
平尾台のへそは徒歩約3分の駐車場があるので、車から降りてすぐに絶景のパノラマビューにお目にかかれます。見渡す限り、台地の美しい緑と羊郡原に囲まれた景色は、頂上から見る風景とはまた違った迫力と壮大さがあります。
ビューポイントには、屋根と椅子、テーブルが設置されているので、こちらで休憩がてらお昼ご飯を食べるのがおすすめ!是非、お弁当を持参して行ってくださいね。
神秘的な鍾乳洞が魅力!国指定天然記念物「千仏鍾乳洞」も必見!
絶景やトレッキング、台地ならではのアクティビティが楽しめる平尾台には、3つの鍾乳洞があります。中でも人気の観光スポットなのが、昭和10年に国指定天然記念物に指定された「千仏鍾乳洞」です。
洞窟の中では幾千万の歳月を経て作られた鍾乳石や石柱をたくさん見る事ができるのですが、歩行者用の光に照らされ怪しく光るその光景は神秘的で、思わず息を呑む美しさがあります。
また、洞窟内の気温は一年を通して16℃前後に保たれているので、夏場のトレッキング後のクールダウンとしてもぴったりです!鍾乳洞の散策コースには水路もあり、水が緩やかに流れる道をバシャバシャとかき分け進みます。
それはまるで地底を探検している気分になれて、わくわくどきどきと童心に帰って楽しむ事ができるでしょう。鍾乳石をしたたる水や水路の散策を通して、気を付けていたとしてもきっと濡れてしまうので、鍾乳洞散策も予定に入れる方は、予め着替えやタオルなどを準備しておきましょう。
「平尾台」は大自然を堪能できる北九州のおすすめ観光スポット!
今回は大自然を思う存分堪能できる観光スポット「平尾台」をご紹介しました。結晶石灰岩がボコボコと出ている光景は、さすが日本三大カルストと言われているだけあり、壮大で素晴らしいです。
普通の山ではあまり見る事の出来ない絶景と共に、トレッキングやアクティビティ、そして鍾乳洞まで楽しめるので、朝から暗くなるまで一日中満喫する事ができるでしょう。
平尾台を訪れるなら、気候が穏やかな春や秋がおすすめです。この春は北九州旅行で、平尾台や千仏鍾乳洞を訪れてみてはいかがでしょうか。
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